未来から来た救世主?!

約半世紀前のこと。「長島で面白いことをやりたいなあ」当時20代だった社長はいつも何か企んでいました。
と、ある日。カバンの中から丸い物体がころりと転がり出てきました。「がじゃまるくんがじゃ！」と名乗るそれは目をくりくりさせて「未来の長島からやってきた」と主張します。社長は「なんだこいつは！？私にそっくりじゃないか！面白いやつだ」と思い、そのまま「がじゃまるくん」の話に耳を傾けました。
「このままだと長島は人口が減り、土地は荒れ、なにもなくなってしまう！だからぼくと一緒にじゃがいもを育てるがじゃ！」。
がじゃまるくんの必死の訴えに押され、社長は長島の人たちの協力をもらってがじゃまるくんを育て始めました。

650名の農家さんとともに

社長とがじゃまるくんは協力して、長島の土地にがじゃまるくんを増やしていきました。約50年経って、今では約650名のがじゃまる農家さんがいます。 がじゃまるくんは農家さんを回って栽培のアドバイスをしたり、じゃがいもがおいしくなるようにこっそり魔法をかけたりしています。がじゃまるくんが畑に行く回数が多ければ多いほどおいしいじゃがいもになるのです。

※注意：畑でがじゃまるくんを見かけたら魔法をかけている最中かもしれないよ！急に話しかけたらびっくりして魔法が弱くなってしまうみたい。まずは遠くから手を振ってみてね。

毎日働く元気なパワー

12〜6月は収穫・出荷で畑から全国を飛び回り、7,8月は種芋や畑の土の準備、9〜12月は植え付け、害虫・台風・霜雪対策と年中大忙し。高温多湿が苦手ですぐにニキビができたり（そうか病）、日に当たりすぎると青くなって毒づいたり（ソラニンとチャコニンを放出）と何かと繊細ながじゃまるくんですが、厳しい冬を乗り越える強い生命力の持ち主。みんなの笑顔を見るのが大好きで、長島の美しい風景・人の温かさ・じゃがいものおいしさを全国に伝えるべく日々飛び回っています。